About Kingdom of Bhutan

ブータン王国がいちばん大切にする“国民の幸福”

ブータン王国は急速な近代化を拒み、自然環境やの伝統文化を大切に守っています。2005年に行われた人口調査で、国民の97%が「幸せです」と答えています。

GNHGross National Happiness=国民総幸福)は、1972年にブータン第4代国王ジグミ・シンゲ・ワンチュクが提唱した“幸福度”を示す尺度です。国家の経済規模を計る際にGNPGDPを指針とするのが常ですが、当時21歳の若き国王はスリランカでの国際会議で、Productの“P”をHappinessH”に置き換え“GNH”と発言をし、その後、GNHは世界から注目を浴びることになりました。

「国民によって生産された財やサービス(Product)よりも、国民の幸福度(Happiness)を重要とする」金銭的・物質的な豊かさも大切であるが、それよりも精神的な豊かさを目指すという考えです。

2008年にブータンでは憲法第9条にGNHという言葉が盛り込み、これを保障することは政府の責任であることを明確にし、建国の理念として掲げています。GNHは次の4つの柱を基に実践されています。

 

1.持続可能な社会経済開発 -Promotion of sustainable development-

2.自然環境の豊かさ -Conservation of the natural environment-

3.伝統文化の振興 -Preservation and promotion of cultural values-

4.優れた統治力 -Establishment of good governance-

 

ブータンでは、国王自らのよびかけで王政から民主制へ平和的に移行しました。一部の人だけがお金持ちになるようなことをブータンでは経済発展とはいいません。

物質的な豊かさを目指してきた日本では、人間本来の喜びである“幸せ”をどこかに置き忘れてきたように感じます。貧しくとも幸せに生きるブータンの智慧「足るを知る」は、世界の宝といえるかもしれません。

 

 

■ 人口・国土面積など

  • 位地
    ヒマラヤ山脈の東端、インドと中国に挟まれている
  • 国土面積
    38,394km² (九州とほぼ同じ)
  • 人口(2008年)
    687,000人 (2008年IMFによる)
  • 人口密度
    17,81人/km²
  • 民族
    チベット系8割、ネパール系2割
  • 言語
    ゾンカ語 (Dzongkha、公用語)、英語、ネパール語
  • 首都
    ティンプー(Thimphu)
  • 国教
    チベット仏教(ドゥク・カギュ派)、ヒンドゥー教
  • 独立
    1907年12月17日
  • 通貨
    ニュルタム(NU, Ngultrum) 
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ブータン王国
Kingdom of Bhutan
 

 

 

■ 政治情報

  • 政体
    立憲君主制
  • 議会
    二院制 (上院25議席、下院47議席)
  • 国王
    ジグミ・ケサル・ナムゲル・ワンチュク第5代国王
  • 首相
    ツェリン・トブゲ

 

 

■ 経済情報

  • GDP
    1.229 (bn U.S.$) (2008年IMFによる)
  • 一人当たりのGDP
    1789.025 (U.S.$) (2008年IMFによる)
  • 主な産業
    農業 (33% of GDP)、林業、電力
  • 経済成長率
    ~6% (2008/09年The WorldBankによる)
  • 失業者率
    4% (2009年CIAによる)
  • 輸出量
    $513 million (2008年CIAによる)
  • 輸出先
    インド86.3%、バングラデシュ 8.1%、イタリア 1.5% (2008年CIAによる)
  • 輸入量
    $533 million (2008年CIAによる)
  • 輸入先
    インド 63%、日本 12.3%、中国 5.1% (2008年CIAによる)